過去ログ

良かった材料・道具


リボン用新カラーサンプル

1回お休みいただいてしまいすみませんでした。
何をやっていたかというと、プラバンの着色方法の見直しです。
今までプラバンへの着色はステイズオン一択だったわけですが、難がないわけではなく……。
筆ムラなしで透明着色ができるという長所がある反面、色が自由にならないとか色落ちしやすいとか短所も大きくて、緑のリボンがニスで色ムラになって全滅したのを機に根本的に着色を見直すことにしたのです。
その試行錯誤を語ると長くなるので、結果からいきます。
新しい着色方法でのリボン用カラーサンプルです。
新リボンカラーサンプル
とりあえず販売予定だった6色+オレンジ。
ステイズオン版(リボン)と比較しながら細かく見ていきます。

白黒比較
黒と白はパッと見違いがないように見えますが、完全にムラのない不透明色にチェンジしました。
素材がプラバンなので透明感はありますが、基本的に背後は透けません。
簡単に言えば、より黒らしく、より白らしくなった感じです。

赤比較
一番変化が大きいのは赤です。
ステイズオンだとシックな感じの暗い赤だったのが、ツヤツヤイチゴレッドという感じの明るい赤になります。
同じような色にすることもできるのですが、季節的に明るい方が気分かな、と。

黄色比較
黄色は少し色味が濃くなりました。
ステイズオン版はニスを塗った時に色が少し落ちているので、本来はこのくらいの色味なのですけどね……。

オレンジ比較
オレンジはリクエストもあったし、自分も好きな色なので追加してみました。
以前、試しに作ったものと並べてみましたが、同じくらいの色味ですね。
ここまでの5色は買ってきた色をそのまま塗っています。

紫緑比較
緑と紫は自分で調色してステイズオン版に近い色を作っています。
肉眼だとまだ少し色がずれているので、もう少しいじって色を近づける予定です。
で、新しい着色方法ですが、塗料をアクリジョンというものに変更しました。
ステイズオンの短所の大部分は克服できたと思います。
これについて語るとひたすら地味で長ーい話になるので、別記事で。
アクリジョンでプラバンに着色してみる
気になる方はそちらもお読みください。
プラバンやってる方にとっては結構おもしろいと思います。


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アクリジョンでプラバンに着色してみる

今週は2つ記事を書いてますので、もう一つの方もご覧ください。
リボン用新カラーサンプル
こちらはプラバンに着色する新しい塗料としてアクリジョンをご紹介する記事になります。
技術的なことに興味がない方はもう一つの方だけ読めば十分だと思います。
ステイズオンでの着色に限界を感じ、良い所はそのままに、弱点だけ克服するうまい方法がないかなーと探すこと2週間。
最初の1週間くらいは手持ちのペンやらインクやらで試行錯誤しました。
結局、手持ちのだと完全解決できるものはなかったのですが、表現方法としては面白いものもあったので、この辺はまた別の機会にでも……。

で、色々調べて最終的に行きついたのがアクリジョンです。
アクリジョン
アクリジョンは2013年12月に発売されたばかりの水性塗料です。
発売元は本ブログでも一押しのUVカットニス、Mr.スーパークリアー UVカットと同じGSIクレオス。
ここの会社の水性塗料はすでに水性ホビーカラーというものがありますが、アクリジョンは水性でありながら溶剤系塗料のMr.カラーに近い性能を目指した全く別の物、だそうです。
プラモデルやフィギュアの塗装に使うには使い勝手の違いなんかもあって色々と議論されている状態なようですが、プラバンに使うにはかなりいいんじゃないでしょうか。
■シンナー臭がしない
塗料につきもののあのニオイがありません。
絵の具っぽいニオイはしますが、ほぼ気になりません。
普通の溶剤系塗料がマスク着用&窓全開でも苦しいレベル、ステイズオンがクリーナー込みで長時間使うには窓が開いていないと辛いレベルの自分の体感では、アクリジョンは家のどこかで換気扇が回っていれば全然平気な感じです。
同社の製品と比較して有機溶剤が8割カットされていて、危険物表記も外れているくらいなので、実際かなり安全な塗料のようです。
なおクリーナーは性質上、結構臭います。
■乾燥前なら水で落とせる
筆を水で洗えてしまいます。
速乾性なのであまり放っておくのはダメですが、クリーナーのお世話になる回数を減らせるのは良いことです。
また専用のうすめ液もありますが、水で薄めることもできます。
■色について
顔料系なので変色はほぼ気にしなくて良さそうです。
色展開は不透明色がメインですがクリアカラーもあるので透明着色が可能。
またアクリジョン同士は混色できます。
といっても、今の所シアン・マゼンタ・イエローの原色が出ていないので少し難しいです。
基本、クリア系の赤・黄・青・橙の混色でどうにかして、薄くしたい場合はクリアを混ぜる感じ。
アクリジョン色テスト
難しいなりに融通は利きますが、シアンから調色した方が早い水色系、マゼンタから調色した方が早いピンク系で思った通りの色を作るのは大変そうです。
各色のCMY値が分かればもう少し狙いやすいんでしょうが……。
なお、不透明色を作りたい場合もクリア系で調色後、白か黒を混ぜた方が良いと思います。
不透明色同士で混色すると彩度が下がりがちなので。
■塗膜が強い
乾燥後はプラに密着してほぼ完全に色落ちしなくなります。
公式ではMr.カラーと同レベルで、うすめ液の影響も受けないということなので相当です。
ネイルリムーバか何かをぶちまけない限り、日常使用では色落ちとは無縁かと。
とはいえ、引っかきキズはそれなりにつくのでコーティングはした方がいいです。
■重ね塗りの自由度が高い
完全乾燥が前提ですが、重ね塗りの自由度はかなり高いです。
ステイズオンもそうですが、通常の塗料は重ね塗りすると中に含まれる溶剤が下地を溶かしてしまう、ということが起こりがちなので重ねる組み合わせや順番には制約があります。
その点、アクリジョンは他の塗料を侵食しにくく、他の塗料からの侵食も受けにくいので、制約があまりありません。
アクリジョン同士で重ねるのはもちろん、溶剤系の上に重ねる、上に溶剤系を重ねるなどが可能です。
■コーティングにMr.スーパークリアーが使える
↑の延長で、ステイズオンでは溶けてデロデロになってしまったMr.スーパークリアーでコーティングすることができます。
いつも使っているウルトラバーニッシュスーパークリアは下地との相性を気にしなくていい反面、どうしても柔らかくて厚ぼったいコーティングになってしまうのが難点でして。
どのみちプラに塗料が乗っかっているだけなので引っかき系の傷に対して無敵ということはないのですが。
それでも日常使用のアクセサリを作るのなら、より強いコーティングができるMr.スーパークリアーを選びたい所。

さらにちょっと思いつきでやってみたのですが、ステイズオン→アクリジョン(クリア)→Mr.スーパークリアーという重ね方が可能でした。
つまり通常だと溶ける塗料にも、アクリジョンを挟むことでMr.スーパークリアーが使える可能性が出てきました。
アクリジョンはスタンプには向かないので、ステイズオンも使い勝手が向上するならまだまだ出番はあるのです。
長期的にOKかは少し様子を見た方が良いですが、これがアリなら色んな塗料の難点を克服できていいですよねー。
染料系の塗料なんかもUVカットさえしてあげれば大分変色を抑えられますし。
■筆ムラ(筆跡)と縮める前後の変化について
ダウバーを使えばムラなく色を入れられますが、表面がザラッとした擦りガラス調になります。
ダウバー着色
フチの所がザラッとした感じになっているのが分かるでしょうか?
エアブラシでも同じようです。
筆塗りだと表面はツルツルですが、無造作に塗ると筆ムラになりやすいです。
また、水で薄めると筆ムラになりやすいようです。
さらに筆ムラは縮めることでさらに目立つようになります。
また塗料が多いと縮めた後にガジガジになっていまいます。
失敗例
写真の左の方は縮めて塗料がガジガジに、右の方は縮めて筆ムラが倍目立つようになった状態です。

以上をまとめるとプラバンに使う場合は、
塗り:縮めた後に筆で。原液のまま塗るか、専用のうすめ液を使って気を付けて塗る。
線・模様:縮める前後どちらでもいいが、縮める前は薄めて塗料が乗り過ぎないようにする。
ということになりそうです。

ちなみにアクリジョンを薄めるのには水と専用のうすめ液が使えるのですが、薄めた時の性質が違うようです。
水の場合は薄めると同時に乾燥が早くなり、専用のうすめ液は薄めると同時に乾燥を遅らせる効果があるそうです。
乾燥が早い方が筆ムラになりやすいので、筆ムラを防ぎたいなら専用のうすめ液の方がおススメ、だそうです。

私自身は、原液のままでもかなり頑張ればイケるかな、という印象を受けました。
少なくともウルトラバーニッシュスーパークリアをレジンにムラなく薄塗りしようとする無茶と比べたら遥かに簡単だと思います。
多分うまい人なら問題なく原液のまま使えると思います。
そんな感じで、とってもおススメです、アクリジョン。
ある程度売れないと生産終了になってしまうそうので、気になる方はぜひ。
1色180円なのでかなり試しやすいと思います。
クリーナーやうすめ液も本腰入れて使うぞって決意してから買い足せばいいですし。


レジンフレーム試作など

前回作ったプラバンフレームの原型と型をリファインしてレジンを流してみました。
レジンフレーム
うーん……何というか、もっさり……?
白で作ってしまったので視覚効果で余計に膨れて見えるんでしょうが、もう少し繊細な感じが欲しい所。
あとレジンが硬化する際に、どうも凹部分に熱が集中するようで、おゆまる型はやめた方が良さそうです。
1回目にして少し形が崩れてきています。
粘土で作ったタルトは縮んだおかげでシュッとしてイイ感じなんですけどねぇ。
素材比較
原型とレジン複製と粘土タルトを並べるとこのくらい違いがあります……って、あー、……うん。
これレジンじゃなくて粘土で作れば良いんですよね。
そうすれば型1個でガンガン量産できますし、熱で崩れる心配もないですし。
(何でレジンでやったるぜ!って思ってしまったんだろう……???)
まぁ、他にも手直ししたい部分があるのでフレームに関しては引き続き色々試してみる予定です。
そんなわけで今回はサブでやった実験の方が収穫ありな感じです。
まず銀紙効果の比較実験。
銀紙効果
どちらもフレームは白、まん中は緑の同じレジンを使っていますが、左は銀紙を敷いてから緑のレジンを注いでいます。
改めて並べて比較をしてみると、全然違いますね。
ちなみに使ったのはダイソーのホイル折り紙です。
金銀だけでなく、色付きのホイル紙も入っていて、ちょうど淡いグリーンのが入っていたのでそれにしてみました。
色の効果がどれだけあるかは分からないですけど。
もう1個はNRクリアカラーで不透明色を作る実験。
不透明色テスト
まん中の茶色(というかビーフジャーキーっぽい)部分は、NRクリアカラーで作った茶色とピカエースの白を混ぜて色を作っています。
顔料同士なので多分ケンカしないだろうと予想してやってみましたが、この方法はありっぽいです。
混ぜている時も変な感じはなかったですし、硬化もちゃんとしてますし。
一応「NRカラー」という同シリーズの不透明色もあるらしいのですが、使い切る自信がないので、できれば買わずに済ませたい……!
あと本題とは関係ないんですが。
今回からお試し的に画像にマークを入れてみました。
こういうのって面倒くさいし抵抗があったんですが、抑止力としては必要だなー、と実感したもので(-ω-;)
古い画像とスマホもどうにかしないと……。


プラバンフレーム続き(+寄り道スイーツ)

前に実験していたプラバンのフレーム、何となーくですがコツが分かってきました。
と同時に、数を作るのはちょっと大変ということも分かってきまして……。
路線変更して、1個だけプラバンで原型を作って型取りしてレジンで作ることにしました。
原型とテスト型
とりあえず今週はテスト型を作った所まで。
原型アップ
今回はパーツとして加工する際のことを考えて、2枚重ねて背をつけました。
背とフレームは同じ形にカットしてフレームの方だけまん中を抜くのですが、同じ形にカットしたつもりでも縮めると結構ズレます。
そして削ったり埋めたりしてズレをなくすのに割と手間がかかります。
この手間さえなければ別に型取りにしなくても良かったんですけどねぇ……。
フェイクタルト
まぁ、こんな風にタルト的なものを作るのにも使えるので、労力をかける価値はあったと思います。
全然関係ないですが、このタルトもどき、セリアのチョコの香りのソースとデビカのナッツの香りのジェルを使ったので、偽物ながら素晴らしく甘い香りがします。
おかげで深夜に自分で自分に飯テロを仕掛けるという間抜けな事態に陥っています。
あー、何かお菓子食べたい。
それはさておき、フレームづくりのコツですがー。
多少歪んでもOKな形にするというのが一番のコツかもしれません。
プラバンの場合、どうしても縮める際に縦横比は変わりますし、微妙に歪みますから。
カッチリした形を作りたい場合は縮めないタイプのプラ板や他の素材を使った方がいいでしょう。

具体的なコツとしては、まずフレームの太さ。
細すぎると縮める時にグジャッとなって丸まってしまいます。
縮める前の段階で5mm以上の太さはあった方がいいです。

それとカットする際の配置も気を付けた方がいいです。
プラバンの縦と横で収縮率が低い方に長い辺がくるように配置します。
反対にしてしまうと、これまた縮める時にグジャッとなりやすいようです。

果たしてこのノウハウに需要があるのかは分からないですが、こんな感じです。
JUGEMテーマ:フェイクスイーツ


リボンとレースなイヤリング&ピアス台紙

うっかり4/1の更新になってしまって動揺しています。
エイプリルフールとかやらないですからーーーーー………!

ということで面白みも何もないことに本当の話なんですが、プラバンリボンのイヤリング&ピアス用に台紙を作りました。
やっとここまで辿りつきましたよ……。
春色リボン

クラシックリボン
ここまでやっといて何なんですが、白黒は曲げ具合が、グリーンはニスの後に出てしまった色ムラがそれぞれ気になるので、今回は販売に回さないかもです。
それはさておき、デザイン。
せっかくリボンなので、だまし絵風にリボンが結んであるようなオトメチック☆デザインにしました。
ピアスはこのままブスッと刺せばいいんですけど、イヤリングはどうやって金具を通すか考えないと。
ちなみに名刺サイズ(55*91mm)です。
リボン台紙アップ
白い部分は普通紙で、パソコンで印刷して上下をレース模様のボーダーパンチで抜いてあります。
ボーダーパンチ様様ですね。
普通紙だと台紙にするにはペラペラすぎるので、リボンの色に合わせたマーメイド紙を重ねています。
微妙にマーメイド紙とプリントアウトしたリボンと色があっていないのはご愛嬌で。
紙の色はどうしても選択肢が限られるので、本当は紙を買ってきてから色合わせして印刷をするべきでした……。
そしてロゴはあと2mmは上の方が良かったし、さらに言うなら箔押しってヤツをやってみたかったし、それはやり過ぎとしてもスタンプ作ってエンボスすれば良かった……!と色々と思う所はあるのですが、これ以上パッケージに手間をかけても仕方がないので次ロットでリベンジしたいと思います。

それにしても。
カッターを一回入れるだけでスッと切れるなんて、紙って素晴らしいですね!
ここしばらくプラバンの曲線切りばっかりして荒んだハートと指関節が癒されました。
たとえ湿気を吸って縦目にたわもうとも紙様と崇め奉りたい。そんな気持ち。