過去ログ

良かった材料・道具


消しゴムはんこで簡単な宛名欄

先日minneさんにアップしたリボンピアス、発送作業をしようとして大変なことに気付いてしまいました。

封筒に宛名書かないといけないじゃないですかー!!(←当たり前)

私、恥ずかしながら無地の封筒に宛名書くの、ものすごく苦手です……orz
字の配分を見誤って後の方がキツキツになるのはいつものことで、ついでに言うなら長い住所を改行する時のスタート位置も見誤りがち。
さらには「今日こそキレイに書くぞー」と意気込んだ1文字目から進むごとに曲がっていってしまう……しかも何故か小さくなりながら。
下書きなしだと大惨事、下書きしても何か微妙、という感じなのですよね。
就活時期にただでさえ多い履歴書の書き直しのさらに倍くらい封筒を書き直したのは完全にトラウマです。
無地の封筒にダイナミックにカッコよく、かつ美しく文字を配置できる人のことを、私は心の底から尊敬します。
これに関してはもう、ちょっとやそっとでどうにかなるレベルの苦手ではないのですが、ある程度の体裁は整えたい!ということでこういう風にしました。
自作宛名欄
枠と線があるだけで、字も心もぐっと安定感が増すのは何なんでしょうね??
こういう形式になると下書きなしでも割と普通に書けてしまうのが不思議です。

今回は急ぎということもあって、彫る所から1時間くらいでできるデザインにしました。
細い線はポスカで引いて、郵便番号ボックスと上下のラインは消しゴムはんこをステイズオンオペークの白で。
突貫工事なので粗はありますが、クラフト紙と白インクの組み合わせの偉大さに大分助けられてます(^▽^;)
はんこはこんな感じ。
宛名欄用ハンコ
全部直線なのでざくざく彫れます。

2色押しバージョン
一便目を送った後で改めて見ると少し寂しかったので、手許にある残りを上下のラインをずらして白と金の2色押しにしてみました。
何だか楽しくなってきてしまったので、次に作る分はもう少し腰を据えてデザインを考えたいです。

ちなみにステイズオンのオペークとメタリックは顔料系インクなので、封筒に押しても比較的安心な感じです。
ステイズオン用のコート液は紙にも使えるので、どうしても心配な場合はそれを使うという手もあります。


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趣味に走りまくったアンティーク風リング

引き続きリボンも作ってますが、記事はそろそろ別のことを書かないと退屈だなぁってことで、塗料の実験で保留になっていたアイディアを形にしてみることに。
Twitterの方を見てくださった方はもうお分かりでしょうが、こんなの作ってみました。
プラバンとレジンのリング
装着
タイトルではアンティーク風とかぼかしてますがアレですね。
エターナルでフォースでブリザードな感じですね。
今回に関しては実用性とか普段使いとか、そういうものは一切考えずに突っ走りました。後悔はしていない。
というか実の所、前からちょいちょい進めている大きな自作ジェムやらフレームやらの実験は、こういうモノを作るためのものだったりします。
最終的に目指しているブツは今後のお楽しみで置いておくことにして、今までの実験の応用ってことはつまり、このリングの素材はレジンとプラバンということ(丸カン以外)。
銀リングと比較
もちろん本物の金属や石とは比べものになりませんけど、なかなかうまく誤魔化せてると思いません?
ゴテゴテしている割にすごく軽いですし。
右のシンプルなシルバーの指輪が3gなのに対して、1.3gと半分以下に収まっています。
材料費が安くて、加工が簡単で、そこそこ頑丈で、そして軽い。
これはこれでアリだと思うんですよねー。
作る手順はこんな感じでやりました。

1.リング本体をプラバンで作る
リング型紙
今回はこういう型紙を作って、ハサミとカッターで切り出しました。
あと縮める前に表面に唐草っぽい模様を描いて、穴と外周の縁取りを入れました。
使ったのはポスカのメタリックゴールドです。
このカラーは熱を当てると輝きが落ち着いて、腐食加工したような感じになります。

これが縮めたもの。(左が表、右が裏)
縮めた土台表 縮めた土台裏
裏は縮めた後にアクリジョンの金で塗りました。
透けないように原液でこってりめに厚塗りしてあります。
一日乾かしたら、丸く曲げて本体は完成です。
ちなみに雫パーツを下げるための穴は、曲げた後にピンバイスで空けるのが一番キレイに仕上がりそうです。
今回は曲げる前に空けてしまったのですが、曲げる時に穴が変形してしまいました。
2.土台にレジンを流す
土台の裏側からマスキングテープを貼って背にして、穴にレジンを流します。
今回はキラキラ光らせたいので底に銀紙を敷きます。
テープの上にすぐ銀紙を敷くと、はがした時に銀紙ごと取れる可能性が高いので、
テープ→レジン(少量)→固める→銀紙→レジン(少量)→固める→残りのレジン→固める
という手順を踏みます。
銀紙を敷いた後にもう一度少量で固めるのは、銀紙が浮いてくるのを防ぐためです。
残りのレジンはお好みで。
今回は中央の大きな雫型だけ何回かに分けて固めてしっかり盛り上げました。
3.雫パーツを作って繋ぐ
今回は雫パーツも自作です。
こういうのって正攻法(型取りとか)で作るとなると、サイズの割に面倒くさいんですが、簡単な方法を思い付いたので試してみました。
どうやったかというと、プラバンで芯を作って、そこにレジンを盛っただけ。
平面にレジンを盛ると表面張力でぷっくりした感じになる→平面の雫型の表・裏・側面がそれぞれぷっくりしたら立体的な雫型になるのではー?、と。
そんな単純な思いつきでやってみたら結構アリでした。
雫パーツ
雫型に切ったプラバンを縮めたら、一面ずつレジンを盛っては固めてを繰り返せば完成です。(写真は左から縮める前→縮めた後→完成品)
縮めた後と完成品を見比べるとお分かりかと思いますが、パーツの大部分はプラバンでできているので、レジンはほんの少しで済みます。
簡単かつ経済的!

注意点としては、最終的になるべく継ぎ目なく全体がコーティングされている状態にすること。
プラバンとレジンって完全には一体化しないので、継ぎ目があるとペリッとはがれてきてしまう可能性があります。


リボン再生産中

着色をアクリジョンに替えたプラバンリボンをせっせと再生産中です。
「よし、大量生産するぞー!」と思い立ったのが昨年末なのがアレな感じですが、その分クオリティは上がったので気にしない……気にしないったら気にしないんだ……。
途中経過
とりあえず試作をささっと済ませて、本番パーツが曲げの前まで進んでいるので、今週か来週中には薄紫のをいくつか販売に回せそうです。(何も問題が起きなければ)
試作で組み立てたのはこんな感じです。
試作版
塗膜がしっかりした分、少し曲げにくくなった気がします。
頑丈になったと思えばそう悪いことでもないのですが、これよりも厚いプラバンを使う場合は曲げるのが大変かもしれません。
それとステイズオン版にあったノイズ状の細かい色ムラがなくなって、ツルンとした見た目になりました。
コーティング前でもかなりのツルツル感があるので気分が良いです。
思い切って切り替えて良かったなぁ、としみじみ思ったり。
着色に関しては、予定を変えて水で薄めて3〜4度塗りしました。
カラーサンプルを作っている時には原液でいけそうかな、と思ってそう書いたのですけども。
縮めたプラバンって平らじゃないんですよねぇ……。
原液のまま塗ろうとしたら、凹んだ部分にもたついた液が溜まってしまってダメでした。
塗り一回目
ちなみに液がもたつかないくらいまで薄めると、1度目の塗りではこのくらいしか色が付きません。
塗り三回目
3〜4度目でようやく色がはっきりする感じです。
なお、アクリジョンを使う場合は、着色したら曲げる前に1日しっかり乾かした方が良さそうです。
あまり時間をおかずに熱を加えた所、アクリジョンの塗膜がネトネトした感じになりました。
翌日もう一度試した時には何ともなかったので、どうも完全乾燥する前に熱するのがダメみたいです。
仮にネトネトしても冷めたら元に戻るので、絶対ダメ!ということはないです。
ないですが。
軍手の繊維が巻き込まれたりすると少々バッチい感じになるので、よほどのことがなければ大人しく1日待った方がいいと思います。


プラバン着色こぼれ話

今週はアクリジョンに行きつくまでに色々試してみた着色方法についてです。
私が作っているものの都合上、透明着色オンリーになりますので予めご了承をー。
あと超長いです。
■ステイズオン(縮めた後に着色→縮める前に着色に変更)

(リンク先:amazon)
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タイプ:溶剤系染料
混色:△できないことはないが細かい調整はムリ
色落ち:○ふつう
ニス:△水性ニスのみ
備考:スタンプ用インクなのでスタンプやステンシルには最適
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まずは今使っているものを見直そう、ということで一度派手に失敗してから避けていた縮める前着色を試してみました。
ステイズオンに限界を感じた理由の一つとして、ニスを塗る時の色落ちがあるのですが、縮める前に着色すれば、しっかり定着する分、色落ちしにくくなるのではないかな、と思ったためです。
あと、以前の失敗は色ムラができてしまったり色が濃すぎたりというのが原因でしたが、今はダウバーがあるのでムラなく薄めに着色できるのでは、と。
で、結果としては正解でした。
ステイズオン着色
ムラなく薄めに着色でき、ニスでの色落ち問題も解決しました。(写真の上側が縮める前、下側が縮めた後)
とはいえ問題はこれだけでもないので、ステイズオンは一旦置いて別の物を試していくことに。
■NRクリアカラー

(リンク先:amazon)
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タイプ:(油性?)顔料
混色:○CMY+オレンジで自由自在
色落ち:×ティッシュでふくだけで9割以上落ちてしまう
ニス:◎MR.スーパークリアOK
備考:色の濃淡はつけにくい
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レジンの着色に使っている着色料です。
NRクリアカラー着色
爪楊枝の先にNRクリアカラーを取り、ダウバーに直接ちょんちょんとつけてまんべんなくトントンしたのが写真の上側、縮めたのが下側になります。
これ以上濃くも薄くもできないのが難点ですが、染めたようなキレイなな色づきです。

さらに変色しにくい顔料タイプで、混色も自由自在、発色も良く、溶剤系のニスも使える、と良いトコづくめなのですが……本採用しなかったのは、ティッシュで軽くふくだけでほとんど色が落ちてしまうためです。
ただ、もともとレジンに混ぜ込んで使う塗料を全然違う使い方をしている私の方が悪いわけで。
プラバンに弾かれなかっただけで御の字です。
何はともあれ、リボンのように曲げるものを作るとなると、どうしても手でこすれて色落ちする恐れがあるのでボツにしました。
不思議なことにニスを塗る時には溶け出してこないので、縮めた後に曲げたりせず、すぐにコーティングしてしまうのであればアリだと思います。
とはいえ、トータルでは使いづらいのでプラバン着色のためにわざわざこれを買うのはおススメしませんが。

ちなみにアクリジョンクリアに混ぜて着色してみたのですが、あまり相性がよろしくないようです。
お互いに少量ずつ混ぜる分には平気なのですが、一定量以上のアクリジョンにNRクリアカラーを落とすと、アクリジョン内にカラーが飛び散ったような感じのダマができてしてしまい、うまく混ざらなくなります。
■コピック

(リンク先:amazon)
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タイプ:油性(アルコール系)染料
混色:◎混色可能でもとの色数も豊富
色落ち:○ふつう
ニス:△水性ニスのみ
備考:ダウバーでトントンすると色を薄くできる
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家になぜか数本だけあるコピックを試してみました。
(買ってから多分10年は経っていると思うのですが問題なく使えました。すごい。)
コピックはプラバンに直接描けるのですが、面を塗ろうとするとマーカー特有の筆跡が残りやすいです。
この筆跡をどうにかできないかな、とダウバーで伸ばしてみた所、おもしろい結果になりました。

コピック1
まずバババと大雑把に塗ります。
乾く前に何もつけてないダウバーで上からトントンすると、ムラなく全体に延ばせます。
コピック2
さらにトントンし続けるとダウバーがインクを吸い取って色がどんどん薄くなっていきます。
これともっと薄くしたものを縮めるとこうなります。
コピック3
1色でここまで濃淡のバリエーションをつけることができます。 この特色を活かすと、グラデーションをかけるのはもちろん、CGの水彩塗りっぽい感じとか、色々な表現ができるんじゃないでしょうか。
ペンタイプのダウバーを使えば、細かい塗り分けにも対応できますし。

あとコピックの良い所は一般的な画材ということで手に入りやすく、とにかく色数が多い所です。
うすめ液もありますし、詰め替えインクを買って混色もできてしまいますし、手軽さと表現力の多彩さという点では最強ではないでしょうか。
もうこれでいいんでないの?と思いきや唯一の欠点が深刻です。

コピックは変色しやすい染料系です……orz
色によってマチマチなものの、紫外線にはかなり弱いそうで、変色例を見るにレジン着色剤のピュアカラーと似た感じなのかな、と思います。
となると、日常使用でもかなり短期間での変色のおそれあり、です。
もちろんUVランプは鬼門。
ステイズオンのガナッシュみたいに熱で変色するものもありそうです。
その上ニスが水性のみに限られるため、耐久性には大いに難点があります。

ただステイズオンでも試したアクリジョンクリアを塗った上にMR.スーパークリアという技が本当に有効なら、この弱点はある程度克服できます。
MR.スーパークリア(UVカット)の防御力はすでにレジンで実験して疑いようがないのですが、アクリジョンで封じ込めた下地(ステイズオンやコピック)とMR.スーパークリアが長期的にもケンカしないか、がネックなのですよね……。
半年経つとベタベタしてきます、とかだとガッカリですし。
また放置実験してみますかねー。
■プロッキー

(リンク先:amazon)
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タイプ:水性顔料
混色:△できないことはないが細かい調整はムリ
色落ち:○ふつう
ニス:◎MR.スーパークリアOK
備考:メインで使うのは難しいが、時々遊びで使うのは楽しいかも
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ポスカと同じく三菱から出ているマーカーです。
ポスカのインクが不透明系なのに対して、プロッキーのインクは透明系です。
ニオイのしない水性インクでありながらプラバンに描ける、そして顔料系、とここまで試してきた塗料の弱点は良い感じにクリアしています。
にもかかわらず本採用にならなかったのは、混色に難があるためです。

ポスカの場合はペンがバルブ式(ペン先を押し込むとインクが出てくる仕組み)なのでインクを取り出すこともできるのですが、プロッキーはインクが綿に染み込んでいる状態なので取り出すことができません。
プロッキーインク
ということでインクの状態で混色するのはムリ。
詰め替え可能なので、綿自体は取り出せるのですけどね。(……取り出した綿を半分に切って別の色とくっつけるとか魔改造するのはできるかも??)

可能な混色方法はいくつかあって、一番簡単なのは重ね塗りです。
1色で塗ったら、インクが乾かないうちに混ぜたい色で重ね塗りします。
かなりインクがムラになるので、化粧パフなどでトントンして均一にします。
これは単色の場合でも有効です。
縮める前。
プロッキー1
まん中の4つは両端の黄色と水色を混色して作った緑です。
フチに色が濃く残りがちで、完全に均一にという訳にはいきません。
縮めた後。
プロッキー2
かなり濃い色になります。

もう一つはパフの方に色をつけてトントンする方法。
まずパフに直接プロッキーで重ね塗りします。
次に軽く湿らせたティッシュにパフを軽く押しつけます。(これで色が混ざる)
パフでプラバンにトントン着色します。
縮める前。
プロッキー3
今回も水色と黄色で緑色を作っています。
縮めた後。
プロッキー4
縮める前にバッチい感じだったものの方が色が薄付きでキレイ。
色は均一に混ざらないし、ムラにもなるし、細かい色の調整もできないしでダメダメではあるのですが、この感じ、何か結構好きです。
自然物をモチーフにする時にこういう着色をすると映えるんじゃないでしょうか。
植物のみずみずしい感じとか蝶の羽の鱗粉っぽさとかをを表現するのには良さそうです。

ちなみにプロッキーはサリッとした擦りガラス調の仕上がりになります。
透明感は残りますし、コーティングでツルツルにできるのであまり問題はありませんが、一応。
どちらかというと問題は、混色するとペン先が汚れてもとの色に戻るのに時間がかかることだったりします。
そんなこんなで色々試した結果、自分にとって今一番いい装備がアクリジョン、という感じです。
染料系+アクリジョンクリア+MR.スーパークリアUVカットの放置実験の結果次第では、半年後には「コピックこそプラバン着色において至高 」とか書いているかもしれませんが……。


リボン用新カラーサンプル

1回お休みいただいてしまいすみませんでした。
何をやっていたかというと、プラバンの着色方法の見直しです。
今までプラバンへの着色はステイズオン一択だったわけですが、難がないわけではなく……。
筆ムラなしで透明着色ができるという長所がある反面、色が自由にならないとか色落ちしやすいとか短所も大きくて、緑のリボンがニスで色ムラになって全滅したのを機に根本的に着色を見直すことにしたのです。
その試行錯誤を語ると長くなるので、結果からいきます。
新しい着色方法でのリボン用カラーサンプルです。
新リボンカラーサンプル
とりあえず販売予定だった6色+オレンジ。
ステイズオン版(リボン)と比較しながら細かく見ていきます。

白黒比較
黒と白はパッと見違いがないように見えますが、完全にムラのない不透明色にチェンジしました。
素材がプラバンなので透明感はありますが、基本的に背後は透けません。
簡単に言えば、より黒らしく、より白らしくなった感じです。

赤比較
一番変化が大きいのは赤です。
ステイズオンだとシックな感じの暗い赤だったのが、ツヤツヤイチゴレッドという感じの明るい赤になります。
同じような色にすることもできるのですが、季節的に明るい方が気分かな、と。

黄色比較
黄色は少し色味が濃くなりました。
ステイズオン版はニスを塗った時に色が少し落ちているので、本来はこのくらいの色味なのですけどね……。

オレンジ比較
オレンジはリクエストもあったし、自分も好きな色なので追加してみました。
以前、試しに作ったものと並べてみましたが、同じくらいの色味ですね。
ここまでの5色は買ってきた色をそのまま塗っています。

紫緑比較
緑と紫は自分で調色してステイズオン版に近い色を作っています。
肉眼だとまだ少し色がずれているので、もう少しいじって色を近づける予定です。
で、新しい着色方法ですが、塗料をアクリジョンというものに変更しました。
ステイズオンの短所の大部分は克服できたと思います。
これについて語るとひたすら地味で長ーい話になるので、別記事で。
アクリジョンでプラバンに着色してみる
気になる方はそちらもお読みください。
プラバンやってる方にとっては結構おもしろいと思います。