過去ログ

良かった材料・道具


プラバン用の曲げガイドを作ってみた

おっそろしくお久しぶりの普通更新です。
ネタはそれなりに溜まってるんですけど、一旦、作るモードにどっぷりハマった脳みそを書くモードに切り替えるのがなかなか厄介で。
といっても、あんまり放置もよろしくないので、なるべく切り替えを軽やかにできるようにリハビリ中です。
1記事なるべく30分で!

さて本題はいつも通りのタイトル通りで、プラバンリボンを曲げる時用のガイドを作ってみました。
曲げガイド1
具体的にはリボンのヒラヒラっとした部分を曲げる用です。
何てことなさそうな部分ですが、納得いくようにするのが毎回大変なのです。
熱したプラバンを曲げるので、ある程度ピンセットを使うにしても、いくつか曲げているうちに指先が熱で痛くなりますし。
あと作業中はエンボスヒーターをガンガン使うわけでとにかく暑いです。
これ夏はヤバいな……と思ってた所で見かけたのが↓のCM。


プラランシェNEO はじめての3Dきらチャームセット

子供向けのプラバンのおもちゃなのですが、衝撃を受けたのは挟んでプレスするツールがついていて、立体作品もできるという所。
単純に凹ませたり丸みをつけたりってくらいなんですけど、これを子供でも火傷の危険を避けつつ簡単にできるようにしてるのがすごいなーって。
流石バンダイ。
ちなみに最新のセットだと宝石のカット面みたいにプレスできるらしいです。(何それ欲しい。)


プラランシェNEO 3Dジュエルスイングセット
で、まぁ全く同じようなものは作れないにしても、曲げるためのガイドがあれば随分と楽になるな、と思って作ってみたのが冒頭の画像なわけです。
作り置きの中で一番良さげなリボンを型取りして作りました。
両面プレスは難易度が高そうで片面のみなので
曲げガイド2
曲げる部分を熱したら、これに乗せてちょいちょいとピンセットで押し付けて曲げます。
これで10段階としたら8くらいまでは済むのでとにかく楽です。
残り2の調整こそ必要ですが、毎回ゼロから「ぅあちっ!」とか「こんにゃろっ!」とか言いながら曲げるのに比べたら雲泥の差です(-ω-;)

ちなみに素材は、熱に強いものをと考えて型取り用のシリコンパテを使いました。
一応問題なく使えるものの、直にヒーターを当ててしまうと、油がにじんでくるというか柔らかい感じになるので注意は必要です。
本当はガイドにプラバンを当てた状態で加熱ができれば良かったんですけどね。
作り直す機会があれば石粉粘土かオーブン粘土を試してみたいと思います。


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アクリジョンうすめ液と逆襲の深緑

タイトルは完全にノリです。

深緑リボン、よーやっと納得がいくものになりました。
深緑リボン1
色の配合は、青2、オレンジ3、黄色1。(すべてクリア色)
アクリジョンのクリアブルーはかなり青が強いので、緑らしい緑にしたい場合は、黄色系の比率を上げた方がいいです。
青と黄色系が1:1だと、かなり青緑よりの色になってしまいます。
あと赤も強力で、混ぜると一気にグレーになってしまうので、色を暗くするにはオレンジで調整する方が良いと思います。
この辺は7月に出るというクリアグリーンの発色次第で、また変わってくると思いますが。
深緑リボン2
光に透かすとこんな感じです。
ガラス器にあるようなグリーンを目指しました。
ペリエの瓶よりも少し暗いくらいの色になっています。
あと塗り重ね回数は、結局15〜20回くらいになりました。
この深緑リボンに関しては、塗り重ねるのが10回越すと厚くなった塗料の層が曲げる時の熱でねちゃついて大変な目に遭うという問題のせいで作業が振り出しに戻っていたのですが、奇しくもそれがうすめ液の導入で解決しまして。

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これ、もともとはアクリジョンのメンテナンス用に買ったのですけどね。(開封してしばらく使わないでいると、液がもったりして固まってきてしまうので)
水との違いを見るために試し塗りしたら、10回以上塗り重ねてもそれほど分厚い層にならないという嬉しい違いが!
そんなわけで、発色が良くなるまで単純に塗り重ねていけるようになりましたヾ(・∀・)ノ
10回以内で済ます方法も散々試したのですが、どう頑張っても冴えない色にしかならなかったので、本当に助かりましたよ……。
ちなみに塗り心地に関しては、確かに水よりは塗りやすいけれど、それほど劇的な違いはないかなぁ、という感じです。
水ですっかり慣れてしまったせいもあるのでしょうが、クリア色に関してはゴミの巻き込みやムラにかなり神経を使うので、それほど楽になった感はないです。
とりあえず、水で気を付けていたことを怠ると、うすめ液でも失敗します。

なお、うすめ液としてはかなり強力です。
ニオイは微かに石油っぽい香りが遠くにするかなー程度なので意外ですが、プリン状に固まった所からでも液体に戻してくれます。
まぁ、いくら戻せるといっても、プリンまでいくと変質が心配なので、普段から小まめにメンテナンスした方が良いのでしょうけど。
ビンの残りが半分くらいになると急激にもったり化が早まるので、そうなる前――残りが8割くらいになった所から1,2滴ずつうすめ液を足すようにすると良い感じな気がします。


アクリジョンのクリアな濃色を楽に塗りたい

大変ご無沙汰しています。
無地&濃い色のリボンで大失敗をやらかして、完全に地面にめり込んでおりました。

濃い色に着色するのにアクリジョンを10回以上塗り重ねていたのですが、いくら1層ずつが薄塗りでもそこまで重ねると、塗料の層はかなり分厚くなってしまうわけで。
それを曲げるために加熱すると、溶けたアメみたいに柔らかくなった塗料があちこちネトネトくっついたり、ピンセットの先端がグニョッと塗料に埋まったりという大惨事を引き起こすのでした(遠い目)
一応、何割かは綺麗に曲げられそうではあったのですが、何となくその後のニス作業で溶けてよれる未来が見えたので、完全に作業をリセットすることにしました。
仮にいくつかニスまでうまくいっても、そんな不安定なものだと今度は経年劣化が心配ですし。
で。
すっかり木端微塵になった豆腐メンタルをかき集めながら考えていたのは、塗り重ねる回数を何とか5回くらいに収めたい!ということ。
そのくらいなら曲げもニスも問題ないことが分かっていますし、何より着色で心が折れないので。
まぁ、そこからが長かったのですが。
色々試してみた結果、明るい色から塗り始めて段々暗い色を重ねる、という方法で7回に収めることに成功しました。
着色成功
↑のパーツはアクリジョンに元からあるクリアレッド2回、自分で調色した濃いクリアレッド2回、濃いクリアレッドに青を足したもの3回の計7回です。
元からあるクリアレッドは2回でしっかり発色するので、それを利用して回数を減らしている感じです。
というか濃いクリアレッドも85%以上が元のクリアレッドなのに、どうしてあんなに発色が悪くなるのやら……
お待たせしてしまって申し訳ないのですが、とりあえずこの路線で仕切り直したいと思います。
ちなみに。
上のやり方に辿りつく前段階で、途中に青を1回塗り重ねるというやり方も試してみたのですが、これは汚い色ムラができてしまって良くなかったです。
着色失敗
↑のような感じでプラバンのフチや窪んだ所に黒っぽいムラができてしまいます。
重ねる色を段々暗くしていくのは、この汚いムラができるのを防ぐためです。


リボンサイズ調整

前回、厚さ0.4mmのプラバンに切り替えた結果、大きくなってしまったリボンのサイズ調整しました。
サイズ調整
左が前回のもの、右が調整後です。
0.4mm版のふんわりした感じと0.2mm版のちょうどいいサイズ感が両立するポイントを探すのに、思いのほか苦労しました。
単純に縮小かけるだけでいけると思ってたんですけどねー。
何回か試作しながらあちこち調整して、特に結び目部分だけは0.2mmを使うことにしました。
どうもキュッとした結び目を作るのが0.4mmでは難しくて。
調整前のサイズなら0.4mmでも大丈夫なんですが。
厚さ比較
ちなみに、それぞれの厚さのプラバンで同じ型紙をもとに作ったパーツを比べると、このくらいサイズに違いが出ます。(左が0.2mm、右が0.4mm)
さらに模様を見ると、0.2mmの方は水玉が丸い(=縦横の縮小率があまり変わらない)のに対して、0.4mmの方は楕円(=縦横で縮小率が異なる)です。
ストライプはともかく水玉の方は致命的なので、今回はこの辺も調整しています。
それとついでにこんなミニリボンも作ってみました。
ミニリボン
分かってはいたけれど、小さくする方が大変!!
何が大変って、小さくなるとヒーターの熱風が全体に当たってしまうので、部分的に熱して少しずつ曲げるという技が使えません。
結び目を作ったら、結び目がほどけてこないようにピンセットで押さえて他を一気に曲げるという感じになります。
米粒に絵を描く系の器用さは持ち合わせていないので、このサイズとシンプルさが個人的な限界です(-ω-;)
大きいサイズと比べるとインパクトはないですけど、その分使い道は多そうなので、ササッと作れるように練習したいと思います。
メタリックカラーに塗ってリングとかに加工したい(`・ω・´)


無地リボン試作品

無理に更新しても1週空く時は空くようです。
これが世界の修正力か……(いいえ、自分のせいです)
前置きはこの辺にしといて。
準備してた無地リボンを色つけて組み立ててみました。
モミの木グリーン
寂しいかもなーと心配してたんですが、完全に無地もアリですね。
金縁も手間がかかってる分捨てがたいんですけども。
とりあえずリクエストを頂いてる完全無地から量産して、金縁をどうするかは後で考えようと思います。
ちなみに無地シリーズはこの緑と同じトーンで赤と青も作る予定です。
というか毎回色を作るので手間取るので、アクリジョン自体はすでにそれぞれ一瓶分ずつ調色してあります。
問題は、この深い色を出すのに塗り重ねの回数が必要なことでしょうか(-ω-;)
今まで作ってきたものの塗り重ね回数は大体3回くらいなんですが、今回は何と10回越えです。
なかなか濃くならなくて途中で不安になったので、こんなサンプルチップを作ってしまいました。
サンプルチップ
左から塗り重ね回数が3回・5回・10回です。
途中で焦って何回か厚塗りしてしまったので、薄塗りだけで仕上げるとなるともっと回数が必要かもしれません。
回数に関しては、もう少し赤を足して明るさを落とせば減らせるかも?とも思うんですが、そうすると漏れなく鮮やかさも落ちるのでなかなか悩ましい所です。
あと、この試作では厚さ0.4mmのプラバンで作るっていうテストも兼ねていたんですけど。
心配していた曲げ心地(変な言葉)はあまり問題ありませんでした。
ただ……
サイズ差
DEKAI。(※紫のは従来版。同じ型紙で作ってます。)
パーツを縮めた時点で何か普段とちょっと違うなーと思ってたんですけど、結構違ってました。
厚さ0.4mmのプラバンの方が全体的に収縮率が低くて、さらに縦横それぞれの収縮する比率も違うようです。
なので型紙を調整しないといけないわけですが、リボンの形は今回の0.4mm版の方が好みだったり。
となると、0.2mmで作るにしても型紙調整したくなってくるという……。
手間とキリの良さを考えると今回の無地シリーズから0.4mmに切り替えた方が良さそうです。


無地リボンとかバングルとか進行中

ほとんどタイトル通りですがー。
まず、秋冬向けにシックな色で無地のリボンを準備中です。
ただかなり前に色々試した際、完全に無地だと少し寂しい感じがしたのを思い出して、フチに金の模様が入ったバージョンも試作しています。
金縁リボン
模様は消しゴムはんこで、インクは久しぶりのステイズオン。
しばらく放置実験しましたが、ステイズオン→アクリジョン(クリア)→Mr.クリアーの塗り重ねは、どうやら問題なさそうです。
縮める前の模様入れはステイズオンが一番キレイに仕上がるので助かりました。
あと、今回の試作では実験ついでに厚さ0.4mmのプラバンで作ってみてます。
今まで厚さ0.2mmのプラバンで作っていたのは曲げやすさやリボンっぽさという理由も大きいのですが、それ以前の問題として0.4mmだと細長いパーツを縮める時に失敗する確率が高かったためです。
その問題がバングルの作り方の改良をする過程で何とかなりまして、晴れて試作できる段階になったわけです。
リボンの形に組み立ててみて問題ないようなら0.4mmに切り替えるつもりです。
切り替えられれば少しは頑丈になるので、加工の幅も広がるんじゃないかなー、広がったらいいなーと夢想中。
ちなみにバングルの方の改良ってのはコレ。
簡易オーブン
パッと見は謎物体ですが、簡易オーブンです。
箱状にした段ボールの内側をアルミホイルで覆い、箱の側面に空けた穴からエンボスヒーターで熱風を送り込んで中を全体的に熱する仕様。
写真のは短い箱ですが、長い箱と連結してB4縦の長さまで入るようにできます。
そう。
バングルを作る際に最大のネックになっていたのは、B4縦の長さをそのまま使うバングルはウチのオーブンに入らないという点でした。
それを解決するためにエンボスヒーターの熱風を「直接」当てて縮めていたのですが、これがキレイに縮めようとすると神経使うわ時間もかかるわ、その反面仕上がりは安定しないわで……(-ω-;)
エンボスヒーターの熱風って指向性が高くて、曲げてリボンを作るとか部分的に熱したい時にはすごく便利なんですけど、広範囲を均一に熱するには向かないんですよね。
1年前はそれでも夢中になって作ったんですけど、今からやるとなると少々、いやかなり……いや絶対にやりたくない……!
ということで色々考えたり試したりした結果できあがったのが、この名状しがたい箱のようなものなわけです。

そしてその成果がコレ!
簡易オーブン成果
以前のやり方ではこのくらいの真っ直ぐな棒を作るだけで大仕事だったのですが、この簡易オーブンを使うと30秒から1分くらい熱して、ちょろっと歪みや反りを補正してあげるだけ。
切実に1年前の自分に教えてあげたい。
「お前は人生を無駄遣いしている。今すぐ段ボールで箱を作れ。そして内側にアルミホイルを貼るのだ。」と。
なお、普通のオーブンより中が狭いので、細長いものを縮める際に起きやすい、縮みながらニョロニョロのた打ち回って団子状になる事故も起きにくいようです。
リボンを厚さ0.4mmのプラバンで試作できるようになったのはこのおかげです。
まぁ、そんなわけでリボンと並行してバングル作りも再開していきますのでー|・ω・)ノ

※簡易オーブンを試される場合は火傷などに十分お気を付け下さい。プラバンが縮むくらいなので130度にはなります。


準備中のリボン新色

Twitterでチラッとつぶやいた通り、リボンピアス&イヤリングの新色を準備中です。
梅雨が明けて、ニス塗りたいけど雨……(´・ω・`) ということがなくなったので8月上旬にはminneに登録できるはず。
リボン新色
今回はスタンダードな配色で「水玉×ブラック」と「しましま×レッド」です。
赤はいつも通りクリア色で、透けるのと白の配分が多めなのとで、派手目の配色な割にどぎつさは感じないです。
黒の方は不透明色です。
こちらに関しては髪色が黒だと色が馴染み過ぎて見えなくなるので、耳を出す髪型の時に着けるのをおススメします。
いやー、それにしても不透明色は塗ってて楽しいですね。
多少の色ムラがあっても層を重ねるうちに見えなくなってくれるので、気分的にすごく楽。
対してクリア系は色ムラが層を重ねても隠れにくいので神経使います。
透明好きなので、仕上がった時の満足感はすごいですけど。
赤パーツ
着色が終わった赤パーツを眺めてニヤニヤしてます。
ちなみに使った塗料はラベンダーやオレンジと同じくアクリジョンです。
アクリジョン
クリア系でツルンとしたキレイな着色ができるので、すっかりお気に入りです。
ニオイが気にならないので夜作業できますし。
これで早めにアクリジョン版の色の源(CMY純色)が出てくれれば言うことないんですけども。


プラペーパーのバラ

お久しぶりです。
毎年6月はどうにもグンニョリしてしまってダメです……。
本読みまくってゲームやりまくって、ようやく元気になりました。
元気になったら実験!実験!ということでーー
プラ巻きバラ
こんなの作ってみました。
紙を渦巻きに切ったものを巻いて作るタイプのバラなんですが、今回は紙ではなくプラペーパーを使っています。
プラペーパーはその名の通り、紙みたいなプラスチックシートです。
(画像のリンク先:Amazon)

今回は一般的な紙と同じくらいの厚さ(0.1mm)のものを使ったので、本当に紙とあまり変わらない感覚で作業できました。
ハサミをスーッとすべらせて切れるくらいです。
タミヤ製のものだと、厚紙と同じくらい(0.2mm)のものと、0.05mmのものもあるようです。
ちなみにプラペーパーは縮みません。
着色に関しては、同じく縮まない白いプラバンと同じと考えて良さそうです。
プラ巻きバラアップ
今回は色鉛筆で花びらの根元の部分から、薄いグリーン、クリームイエロー、薄ピンク、ピンクのグラデーションにしてみました。
ストロークが花びらのスジっぽく見えるおかげもあって、巻いただけにしては割とそれっぽく見えます。

ちなみに下書きを鉛筆やシャープペンシルでやるのはあまりおススメしません。
一応、消しゴムで消すことはできるものの、やたらと消しゴムのカスがまとわりつくのが厄介です。
プラ巻きバラアップ2
かなり薄書きにしないと線が残ってしまいますし。
ならどうするんだってことで、自分も困ってるんですが(-ω-;)
着色に使う色と同じものを使うか……あとは自然に消えるチャコペンとかどうでしょうね??
それよりさらに困ったのは強度。
シューズクリップにでもしようかと考えていたんですが、「プラ」と聞いて期待するほどの頑丈さはありません。
さすがに同じ厚さの紙よりは頑丈なものの、それでも手で裂くことができてしまいます。
アクセサリとして使うならコーティングで強度を足さないと厳しいレベルです。
そしてどうせコーティングするなら普通の紙で作るんでも良いよね??という……orz
0.2mmの方を使ってみるか、紙で作るか、それとも他の素材を試してみるかで迷い中です。


彫りでディティールアップ大作戦(序章)

今週はリボン制作を優先しているのであまり大したことはできてないです。
実験の前実験のこれまた前々実験みたいな感じです。

以前作った中二病リング、作ったばっかりの時はプラバンにしてはまぁまぁなんじゃないの?と思っていたのですが。
少し時間が経って目が落ち着いた状態でじっくり眺めると思うのは
「もう少しディティールの作り込みが欲しい……」
指輪はつけていると視界に入ることが多いので(しかも割と目に近い位置で)、模様を描いただけのナンチャッテ細工だとのっぺりしていて少々物足りない感じなのです。
遠目に眺める分にはいいんですけどね。
ということで、ポスカで誤魔化していた模様をちゃんと彫ってみることにしました。
といってもいきなり細かい模様を彫れるわけもないので、ナンチャッテ彫りですが。
まずプラバンを縮める前にヤスリで模様を描くようにして傷つけます。
ナンチャッテ彫り
縮める前の方が模様が大きくて彫りやすいですし、縮むとアラが目立たなくなるだろうという目論見です。
加減が分からないので浅めに彫りましたが、縮めた後の厚さを考えると、もっとずっと深くしても良かったかも。
ヤスリは電動リューターのビットをピンバイスの軸につけたものを使いました。
これだと鉛筆と同じような感覚で使えるので楽です。

さらに傷を金のポスカでなぞります。
彫り着色
何だか不安な見た目ですが、気にせず縮めます。

するとこうなります。
縮めた結果
単品だと少々分かりにくいので、模様を描いただけなリングと並べてみます。
模様比較
彫った模様の方がずっとシャープな感じになっているのが分かるでしょうか?

この調子で模様とレジンを流している穴の周囲を彫ってあげると大分カッコよくなるんじゃないかなーと思います。
逆に模様の周囲を掘り下げてもいいですし。
ちょっとホームセンターで電池式の安いリューターを買ってきて色々試してみようと思います。


リボン再生産中

着色をアクリジョンに替えたプラバンリボンをせっせと再生産中です。
「よし、大量生産するぞー!」と思い立ったのが昨年末なのがアレな感じですが、その分クオリティは上がったので気にしない……気にしないったら気にしないんだ……。
途中経過
とりあえず試作をささっと済ませて、本番パーツが曲げの前まで進んでいるので、今週か来週中には薄紫のをいくつか販売に回せそうです。(何も問題が起きなければ)
試作で組み立てたのはこんな感じです。
試作版
塗膜がしっかりした分、少し曲げにくくなった気がします。
頑丈になったと思えばそう悪いことでもないのですが、これよりも厚いプラバンを使う場合は曲げるのが大変かもしれません。
それとステイズオン版にあったノイズ状の細かい色ムラがなくなって、ツルンとした見た目になりました。
コーティング前でもかなりのツルツル感があるので気分が良いです。
思い切って切り替えて良かったなぁ、としみじみ思ったり。
着色に関しては、予定を変えて水で薄めて3〜4度塗りしました。
カラーサンプルを作っている時には原液でいけそうかな、と思ってそう書いたのですけども。
縮めたプラバンって平らじゃないんですよねぇ……。
原液のまま塗ろうとしたら、凹んだ部分にもたついた液が溜まってしまってダメでした。
塗り一回目
ちなみに液がもたつかないくらいまで薄めると、1度目の塗りではこのくらいしか色が付きません。
塗り三回目
3〜4度目でようやく色がはっきりする感じです。
なお、アクリジョンを使う場合は、着色したら曲げる前に1日しっかり乾かした方が良さそうです。
あまり時間をおかずに熱を加えた所、アクリジョンの塗膜がネトネトした感じになりました。
翌日もう一度試した時には何ともなかったので、どうも完全乾燥する前に熱するのがダメみたいです。
仮にネトネトしても冷めたら元に戻るので、絶対ダメ!ということはないです。
ないですが。
軍手の繊維が巻き込まれたりすると少々バッチい感じになるので、よほどのことがなければ大人しく1日待った方がいいと思います。